こころとからだにぬくもりを
- M
- 2月5日
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小雨の降る中、タオルをかぶって登校を急ぐ女子高校生がいました。
家をでるときは大丈夫、と思ったのだろうか。
肩をすくめて前のめりに走る姿、その向こうの校舎に、「温かくむかえてあげてよ~」と
叫びたい気持ちになりました。(そうしてくれますように~)
親も教師も、案外
「なんで、傘もってこんかったん?!」
「なんで、遅れたんぞ!」とまず、叱責しがちです。
でも、もしかしたら、 先に出た家族が傘を持って行ってしまっていた、いえ、彼女が
「私はだいじょうぶやから、持って行って」と言ったのかもしれない・・・
色んな事情(可能性)を「なんで!」という一言で封じ込めるのは酷な場合があります。
「濡れながら、遅れながらでもよく来た」「なにかあったんか、だいじょうぶか?」
「風邪ひくから、体操服に着替えておいで」
そんな言葉が、しんどい状況の子どもや若者を救うし、それが「オトナ」のモデルになっていく。
「ブラック企業」「闇バイト」・・・魑魅魍魎のうごめく世界はゲーム内だけでいい。
巣立って行く子らを迎え入れる大人世界は、厳しくもあたたかいものでありたい。

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